終活
今回のテーマは預貯金の現状
高齢者から現金をだまし取る「特殊詐欺」(いわゆる、「オレオレ詐欺」)の被害を防ぐ目的で、千葉県警察本部指導のもと千葉県内の金融機関が、75歳以上の顧客を対象として、引き出し制限を1日当たりの限度額を20万円に設定しています。
また、振り込み制限も設けており、70歳以上で、過去3年間キャッシュカードによる振り込みがない顧客を対象として、ATMでのお振込みができなくなっています。
自分の口座がどうなっているか調べよう
銀行全体がそのような規制をしているどうかは、残念ながら調べられなかったのですが規制を公表していないところもありますが、お客様との取引状況により、何らかの規制はあるようです。
一度、今お持ちの口座の銀行等に問い合わせをしてみる必要があるのでなないでしょうか。いざというときに、お金を引き出せない、振り込みできないということは避けたいものです。
なぜこういう話をしたかというと、昨年弊所に入金をしようとしたお客様が、そういった状況で、入金ができなくて、結局、ご家族に立て替えてもらって入金したということを知りました。
私もそういう規制があるとは知らないで、「入金が遅いな」と思っていました。
後で、そういう規制があることを初めて知って、驚いた次第です。
「オレオレ詐欺」対策
さらに巧妙な手口が発生していると聞き及んでおり、高齢者にとって不便をかけていますが、引き続き注意が必要でしょう。
今まで、NHKや民法がしきりにテレビを使って、この問題を取り上げていましたが、最近では、NHKの「ストップ詐欺被害」くらいしか目にすることはなくなってしまいました。
そんな中、千葉テレビ+で、下記のような記事が載っていました。
「AI=人工知能を活用した電話de詐欺を未然に防ぐサービスが、千葉県船橋市で導入されることになり、9月1日、記者発表が開かれました。
AIを活用した新しいサービスは、NTT東日本が地元の警察や関係団体などと共同で始めました。
1日、船橋警察署では記者発表が開かれ、団体の代表者が電話de詐欺被害防止への期待などを話しました。
今回船橋市内で導入されるサービスは、高齢者が使用する固定電話に取り付けた専用の機器を通じて通話内容をAIが分析。
AIが電話de詐欺の可能性が高いと判断した場合、利用者の親族などに電話やメールなどで犯罪被害の注意を知らせます。
警察が通信事業者らに詐欺被害の情報を提供してサービスの利用を推進する試みは県内で初めてで、管内の一人暮らしの高齢者などを選んで、20台を試験的に設置して、今後、有効性などを検証していくということです。
船橋市内では、8月26日までで、102件、被害総額2億5000万円の電話de詐欺が認知されていて、今後このサービスの効果に注目が高まりそうです。」
© チバテレ+プラス
休眠口座
さて、預貯金通帳かキャッシュカードがあるけど、今は使っていない口座があるといのであれば、その口座にいくら入っているでしょう?調べようにも調べられない状態になっていませんか?
働き始めて作成した口座、会社から指定されたいくつかの銀行口座、家に近いからと作った口座、銀行合併前の口座、マイホームを買った時に指定された口座等、普通でも5~6口座、多い方だと10口座を超えています。
それらの多くが、長い間お取引がなく「休眠口座」となっているものです。
お取引のあった金融機関で引き出すことは可能です。金融機関に通帳やキャッシュカード、本人確認書類などをもっていけば、引き出すことができます。手続きに関しては、金融機関によって違いますので、お取引のあった金融機関にお問合せください。
ほとんどの休眠口座は、私の経験から5万円未満と思われますが、全部整理をすると、ちょっとしたお小遣い程度になります。もしかして、大きな金額が残っているかもしれません。
終活において、以前から気になっていた、古い通帳の銀行に連絡を取って、整理をしましょう。
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